俺の彼女。2
「どうしたの?」
と咄嗟に口に出してた。
「え?何が?」
「あ、なんかごめん。気のせいだったかも!」
「はははっ!タカヤ意味不明!」
意味不明って言われちゃった!
てか本当に気のせいだったかも。いつも通りのハル。
「……てかさ、今日タカヤおかしいよ!
熱中症なんじゃない?」
「なんだよ、失礼な!おかしくない!
でも体育祭だから少し浮かれてるかも!」
「スポーツバカだね、ほんと」
「スポーツは大好きだけど、バカではないよ!」
「ははっ何それっ!それをバカっていうんじゃん!
………そろそろ戻ろうか」
「あ、そうだな!歩ける?」
いつの間にか、長話をしてた。
「歩ける、歩ける!」
「ばーか!そんなすぐ歩けるようにならんだろ!
はい。」
と、俺は腕を差し出した。
その腕をハルが掴んだ。