Chamomile
「ソイルはかわいいのよ!自覚してる?」
エルサはソイルの顔に近づきながら言った
「かわいくないよ!…私は…汚れてるから…」
だんだんと声が小さくなって言った
(こりゃ自覚してないわ…)
エルサはこう思って、クロウの肩にポンと手を乗せた
「ソイルのことお願いね」
「わかってるよ」
「あなたも気をつけるのよ?」
「…それはわかんねぇ」
はははとクロウは笑って誤魔化した
「…あのさ~」
ザンクは今までちょっと考え事をしていて、何か思いついたらしい
「ソイル~」
ザンクはにやにやと笑いながらソイルの方へ近づいて来た
「…何?」
ソイルはちょっとひいていた
「ちょっと変装して入らない?」
「…そうね!ザンクにしてはいいアイデアだしたわね」
エルサはザンクが少し言っただけで、物事がわかった
さすが、ずっとパートナーをやっているだけのことはある