Chamomile


「ねえどうなっているのか見せてよ」


鏡がないため自分がどんな姿になっているのかわからなかった

ザンクはスーツケースの中から鏡を取り出して、ソイルにほらっ鏡!と言って渡した


ソイルは鏡に映った自分を見て呆けてしまった




「…誰?」


「ソイルだよ」


「ザ・普通の子だね」



(上に束ねていた髪を解くと視界が悪くなるけど、こんなに違う姿になるなんて知らなかった…)

ソイルは鏡を見ながら髪を直していた



任務ばかりをしているからソイルはオシャレとか、化粧とかが興味がなくてスッピンのままでいる




「これで完璧だな!ソイル!学園内にいる時は出来るだけ絶対に素顔を見せるなよ!」


「出来るだけでいいからね!ばれそうだったら、ばらしてもいいから」




「それで…どこまで話したかな?」


ソイルの変装で時間をくってしまったから、ザンクはどこまで話したか忘れてしまった



「まぁ学園のことはゼンさんからも聞けるから」


「ゼンさん?」


クロウが聞き返した



「あっゼンさんはプラント学園の理事長だよ
それにゼンさんはボスの同級生なんだよ」


ザンクは爆弾発言をした


「…ぇええ!!」

「うそ!?」


ソイルとクロウはびっくりして立ち上がった
説明を受けていて一番の驚き方だ



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