Chamomile
ザンクの腕には大きく包帯が巻かれていた
そして、包帯をとり始めた
そこには大きな傷が残っていた
「ザンク…これ…」
ボスはプルプルと手が震えながらザンクの傷跡にさわった
「レジェンドにやられてた傷」
エルサもその傷を見て、険しい顔をした
ボスは傷を見たあと、無表情でザンクの頬をつねった
「いひゃいへす…ほす」
略→(痛いです…ボス)
「…こういうことはちゃんと言えと言ったよな」
ボスの目がマジになっていた
後ろから怒りのオーラが見えるくらいに怒っていた
「…別に大丈夫だ思ったからさ
ほら!手も動くし」
ザンクは手をグー、パーと動かした
「・・・・・・」
無反応のボス
ザンクはマジで怒っているとわかり、冗談を言うのを止めた
包帯を巻きながら本当のことを言った
「ごめん…ボス
本当は心配してほしくなかったから言わなかった」
ザンクはボスの目を見れなかった
「…ザンク俺の目を見て」
ザンクはゆっくりと目を上にあげ、ボスを見た