Chamomile
ソイルは目線を仮面からエルサ達の方に向けて、決心した顔で言った
「わかった、この仮面をつけて任務を遂行するよ」
横で見ていたクロウも決心したようで
エルサ達に向かって俺も、と言った
エルサはもう一つジェット機の中から取って来た紙袋から、小さな箱を取り出した
「これは?」
「もう一つ大事な物を渡すのを忘れていたわ
これはレジェンドを退治するのに必要なリング」
「俺達はこのリングのことを略してレジェリングって言ってる」
これは変えがないから大切なものよと言って、そっとソイルに渡した
この箱は鍵付きだから、鍵はザンクがクロウに渡した
「俺達が出来るのはここまでだ」
「頑張ってくるのよ」
エルサはソイルの頭をなでた
なでられたことが嬉しく、ソイルは頬を赤らせた
あ!とエルサはポケットに手を突っ込んだ
「これ私たちの携帯のアドレスと電話番号」
その紙を2人に渡した
「いつでも連絡してくれよ
真っ先に行くから」
「…じゃあ、頑張っていってらっしゃい」
「「いってきます」」
エルサとザンクはジェット機に乗り、空へ飛び立った
2人はジェット機が見えなくなるまで手を振っていた
全く見えなくなったところで、クロウがソイルに話しかけた
「そろそろ行くか!プラント学園へ」
「…行こうプラント学園へ」