Chamomile




ソイル達はダストク国のシマを見張っている仲間から車に乗せてもらい、近くの町まで送ってもらった


プラント学園の近くには、ラークス町しか町がない



ラークス町は、プラント学園が近くにあるせいなのかもしれないが

そこの学園に通っている生徒の多くが
会社の社長の子とか、貴族の子、あのファラックス会社と萼紫陽花会社の関係者の子がいる


授業参観とか、体育祭など学園の行事があるごとにこの町まで泊まりに来る

各国の大企業の人達が来るなんてこの町は
かっこうの標的になる



だから、だんだんとこの町の資金は上がっていった

企業同士がこの学園の生徒の親に気にいられたく
この町に店を出したいと言ってくる

そこの町の町長はお金を出してくれた方に出す権利を許可しよう、と言った

そこが町長の狙いだった



今では、ダストク国の都市に負けないぐらいに発展している

























「ソイルさん!クロウさん!付きました
ここがラークス町です」



「ありがと送ってくれて」

クロウは車から荷物を下ろして、運転してくれた仲間にお礼を言った



「そんな恐れの多い!こちらこそお会い出来て光栄です!」


気おつけてください!じゃあ僕はこれでと言って、去ってしまった
急に現れたから、仕事を中断して送ってもらったのだ

それにソイルとクロウは【B.bowl】の幹部だから、仲間から尊敬されているから断ることは絶対にしたくはないらしい




ソイルとクロウはスーツケースをごろごろと転がしながら、プラント学園へ向かった




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