Chamomile
ソイルはまだ生きている警備員に気がついた
「…即死の方がよかったのに」
そう言ってその警備員に銃を向け、撃った
その警備員は死ぬまぎわに
ありがとう…やっと解放される
と言った
ソイルはその警備員にお疲れ様と言って手を胸にあてて祈った
ドスドスッ
大きな足音がこちらへ向かってくる
「何の騒ぎだ!!」
大柄の中年の男が出てきた
その男は体中に宝石をちりばめていた
その男はソイルの周りに倒れている警備員等を見た
「こっこれは…貴様!何者だ!!」
ソイルは男の話を無視した
「あなたは…『ハダキラ男爵』ですね」
ソイルは無表情で男に聞いた
なぜかそこ声で寒気がしたハダキラ男爵
一歩下がってしまった
そして、足が震え出した
「っ…だったらなんだ!!貴様こそ何者だ!!」
「・・・・・」
またもや男爵を無視した