Chamomile



ソイルはまだ生きている警備員に気がついた



「…即死の方がよかったのに」


そう言ってその警備員に銃を向け、撃った
その警備員は死ぬまぎわに



ありがとう…やっと解放される



と言った
ソイルはその警備員にお疲れ様と言って手を胸にあてて祈った








ドスドスッ

大きな足音がこちらへ向かってくる





「何の騒ぎだ!!」


大柄の中年の男が出てきた
その男は体中に宝石をちりばめていた

その男はソイルの周りに倒れている警備員等を見た



「こっこれは…貴様!何者だ!!」




ソイルは男の話を無視した




「あなたは…『ハダキラ男爵』ですね」

ソイルは無表情で男に聞いた
なぜかそこ声で寒気がしたハダキラ男爵

一歩下がってしまった
そして、足が震え出した




「っ…だったらなんだ!!貴様こそ何者だ!!」


「・・・・・」


またもや男爵を無視した




< 5 / 52 >

この作品をシェア

pagetop