Chamomile
数分後、カルはベンツに乗ってバス停まで来た
「どうぞお乗り下さい」
ソイル達はベンツに乗って、プラント学園へ向かった
プラント学園は山奥にあるが、行く道のりはきちんとしており、車の揺れも全然なかった
道路もちゃんとしているが、周りは木で覆われており、自然満載だった
動き出して最初に口を開いたのはカルだ
「プラント学園はここから車で、20分ほどかかります」
「結構遠いな」
「…うん(どうしてこんなに遠くに建てるんだよ…)」
「それより、ソイル様とクロウ様は…
レジェンドを退治しに来られましたよね」
ソイルとクロウはそう言った言葉に反応し、一瞬にカルの方を向いた
殺気を出しながら…
「…どうしてレジェンドのことを?」
クロウは慎重にカルに聞いた
返答次第では襲うかもしれなくなるから
「えっ!…あぁそうでした、知らないのもしかたがないですね
私は先月レジェンドのことを理事長から話を聞きました
昨年までは、理事長一人でレジェンドを退治する皆様の手伝いをしていたらしいんですが
年も年で、仕事との両立が難しくなってしまって…
ということで、急きょ私がソイル様とクロウ様のサポートをすることになりました」
どうぞよろしくお願いしますと、運転をしながら頭を下げた
しかし、前にいるのであまり意味がなかった
「そうだったの…」
ソイルはどこかで情報が漏れていたのかと心配をしていたが、安心した顔になった
「びっくりした~!
ごめん…殺気をおもっきり飛ばしてただろ」
「…この寒気はクロウ様の殺気…でしたか」
「あっ!お前のことカルって呼んでいいか?」
「どうぞお好きに呼んで下さい」