†恋愛上等†
教室から出た俺は
自然と
保健室に向かっていた。


ガラガラ…

保健室のドアを開けた


そこには
不良の集団が
集まっていた。

『よぅ、
優理ぢゃねぇか』

奥から出てきた
大男
こいつの名前は
《健次》
俺の元頭

『久しぶりだなぁ
元気か?
戻る気になったのか?』
と肩を軽く叩いてきた。


『あんたのとこには
二度と戻らねえよ
それより優理知らねぇか?』
と俺は健次の手を
振りほどいた。


『相変わらずだな
前はそんなんぢゃ
無かったのにな』
と笑いながら
話かけてきた。


俺はなんで
こんな能天気野郎と
つるんでたんだろう。

この人も真面目な
時は真面目だもんな
それ知ってるから
みんなついて
来てるんだよな…
昔の俺みたいに。


『優理久しぶりだな』
と現れたのが
俺の元親友《一太》


『お前が授業サボって
っからだろ』
俺は冷たく突き放す


『まぁな
それやり優理ちゃんだろ?』

一太が言った。


『おめぇ連れて
行ってやれ
積もる話もあるだろ』
と健次は奥に戻っていった


俺と一太は
商店街に向かった。


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