哀恋心(上)
ピーンポーン
「おはよっ」
「んー、はよ。」
「寝てた?」
「うん…」
「マジか;じゃーあたしも愁兄の布団で寝るー!」
ちゅっ
愁がちゅーしてくる。
ちゅっ
お返しのちゅー笑
そんな子供みたいなことして、
照れ笑いして…
こんな幸せな日々が続けばいいと思ったんだ。
例え浮気相手でも。
そうしてあたしと愁兄は、
一つになった。
あたしは愁兄の気持ちが本当なのか
不安だった。
けど、大好きだから…
全てを愁兄に捧げたんだ。