哀恋心(上)
真実
いきなり不安にかられた。
愁兄が体目当てじゃないかと。
~~♪
愁からメールがきた。
『知美に関係がばれたから一応この関係は
終わりってことで良いかな?』
ど、どうして…?
そんなに簡単に別れちゃうの?
どうして世の中は上手く回ってくれないんだろう。
『やだよ。体目当てだったの?
もう、あたしのことは好きじゃないの?』
泣きながら文を打つ。
メールを打つ手が震える。
~~♪
メールを見るのが怖くて、
怖くて。
『好きだけど、
やっぱり妹としてって感じ。
知美は女の子として好きだけど、
ラミは妹として守ってあげたい感じの好きなのかも。』
「…っ…うぅ…わぁぁぁぁ…っ」
泣いて、泣いて、泣きはらした。