哀恋心(上)
「眠い?」
「ううんっ汗 全然!」
とか強がってるけどちょっと
眠い~・・
そんなあたしを見透かしたように、
愁が飛んでもないことを言ってくる。
「目、覚まさしてやろうか?笑」
「ん…?」
ちゅっ…くちゅ…
「っ…ん// はぁっ…」
とろけちゃいそうなちゅーをしてくる愁。
電気を消し、
押し倒されて荒い息が暗闇のなかに
そっと響く。
そしてあたしは眠れることがなく、
目を閉じれたのは明け方だった。