哀恋心(上)
怖い
家に帰っても、
あいつとは口を利かずに自分の
部屋へ入った。
明日も部活か~…
ダるいな。
「おはよー ニコッ」
いつも通り愛想を振りまく。
「肝い、。いつでもどこでも
ヤってろよ 笑」
ボソっと聞こえてくる。
ドクン…
心臓が止まるかと思った。
怖くて、
体育館から逃げた。
何で…?
どうして知ってるの?
ちーちゃんやあずっちなら知ってるけど、
あの人見たことも無いしあたしの
経験知ってるわけないのに!!
廊下をとぼとぼ歩いていると、
男の先生とすれ違った。