哀恋心(上)



「だって…っ ごめ、
愁にこんな辛い思いさせて…」

「大丈夫だから、
もう泣くなって。 ガキ~笑」

「うるさい…泣」

嬉しかった。
抱きしめてくれたこと。

例え好きと云ってくれなくても、
抱きしめてくれた温もりはあたしの
心に届いたから。

愁…?
これからも二人で乗り越えて行けるよね?

辛いことも、
苦しいことも。

二人で半分こできるよね?

あたしはそう、
信じてるからね…。

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