哀恋心(上)


プルルルル、プルルル…

『はい』

あれ?
やけに出るのが早いな。
そう思いつつ、返事をする。

「優希だよ~ 今日、何時頃なら家
行っても良い?」

『ん~、学校終わったらすぐ来ても良いよ。』

何か声いつもより暗いし…
何かあったのかな?

「何で?学校何時頃終わるの?」

『ん~…』

「どした?何かあった?」

『嫌…別に…』

「もしかして学校休んだの?」

『鋭いですね(汗)』

「ばか!!心配じゃんか(泣)
学校終わったらすっとんで行くからね!
待ってて!」

『おう、ありがとう。』

ガチャン

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