哀恋心(上)


ガチャ

「…おう。」

「愁っ…!」

すごく病んでる表情をした
愁を見たら哀しくなって、
逢った瞬間抱きついた。

「うおっ…どした?」

「どした?じゃないよぉ…
心配したんだからぁ…泣」

「ありがと…」


愁から昨日の出来事を聞いた。
愁がバイトをしているとき、
親から何回も電話が来たらしいの。

それで留守電に、

「わざとでないの?」

「でないなら学校に連絡するよ。」

とか入ってたらしい。
もう話し合いをする日程も決まった
んだってさ。


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