オオカミ達と甘い時間




最後に息を吸い、




「…だったんですよ」






今までの怒りを全部吐き出した。





「あーあいつらかー…」






頭をかき、ため息をつく。




そんな小さな仕草にもドキドキしてしまう。






「きっと…いや、絶対、その男子俺のとこのクラスです。すいません」






悪そうに顔を下に向けた。





「いえいえ!日向先生は悪くありませんよ。大丈夫です!」





よくぞ言ったあたし。




責任はないんだから。







< 39 / 108 >

この作品をシェア

pagetop