私はあなたの・・・
俺思った。

あの人にもいわれた。

「自己満足しないでよね」

この言葉はねぇちゃんにも言われた。

「俺は愛璃と俊の事思って・・」

「だからそれを自己満足って言うんだよ!
てめぇな、愛璃ちゃんがどんな思いだったかわかるか?
わかるわけねぇよな?
なのに誰々の為だとか・・自分から逃げてんじゃねぇよ!!」

あんな怖ぇ姉ちゃんめったに見ねぇ・・。
そんだけ愛璃は誰からも大切にされてるんだ。
その後魅麗も呼び出され説教されてた。


学校に行くとどうしても愛璃を目で追ってる。
見ねぇ・・心で思っても見てしまう・・。
情けないと思った。

休日魅麗が買い物付き合ってというから付き合った。

すると俺は見たくないものを見た。
気にしないフリしてた。けど無理だった。

俺が事故る前に告白していたらどうなってた?
何度も思った。

でも・・俊のため・・ただの自己満足かもしれないけど、俺はそう心に言い聞かせた。

でも違ったんだ。
今ここに愛璃がいる。

俺は最初からでもやり直せばいいんだと思った。
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