私はあなたの・・・
気づいたときには好きでした。

「莢華さん♪」

人懐っこい笑顔で私を呼ぶ。

「珪君」

真希と出会う前・・珪君と出会った。

私がたまたま通ってた高校を見学に行ったときだ。

私は迷子になってた。すると男子生徒に声をかけられた。

「美人ですね~。これからどっかいきません?」

ナンパっていうやつ?

「あんた達みたいなガキにかまってるほど暇じゃないから。」

冷たく振った・・が、男子生徒はしつこかった。

そのとき

「じゃあさ、俺とどっかいこうよ♪
これからカラオケだし?
こんなおばさんほっといてさ。
女子とかたくさん来るしさ♪な?」

最初・・失礼なやつ・・と思った。

「・・おう!」

そういってしつこかった男子生徒もどっかへ。

私はお礼も言わず無視してこうと思った。

「あれ?お礼は言わなきゃいけないんですよ?
っていっても・・すいませんでした。「おばさん」なんて思ってませんから。」

ニコニコ笑いながらそう言う男の子。

「ありがとう。」

お礼を言っていこうと思って御礼を言った。

「どういたしまして。
もしよかったら案内しましょうか?
迷子になってるみたいですからね。」

一応案内をお願いした。






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