私はあなたの・・・
がらがら

「おはよ~」

「あっ愛璃。おはよ~」

あっ魅麗。

「おはよ~魅麗」

魅麗は最近引っ越してきた転校生。

最近よく引っ付いてくるんだよね・・

いや・・ではないけど時々いやっつぅか・・

どこが嫌か? 段々わかるよ。

「ねぇねぇ。心友になろうよ~。」

いやいや・・心友って口で言ってなるもんじゃないでしょ?

「もっと仲良くなったらね?」


がらがら

「おはよ~」

「あっ!愛璃!昨日のあれはなんなんだよ!びっくりしたじゃね~か。

・・もしかして俊って彼氏・・か?」

「違うけど・・」

「そうなんだ。よか・・よくね~よ。謝れ。」

「ごめん。」

「許してやろう」

なんなんだ。このやりとりは。

てか俊が彼氏じゃないって言った後一瞬ホッとしたような感じに見えたけど・・
気のせいか。
まっとにかくよかった。

「また電話かけてね。」

「しょうがねぇ。」

なんか事故直前よりなかよくなれたかな?

「珪くぅ~ん。おはよぉ~。」

魅麗・・

私は魅麗のこういうとこがいやだ。

なぜか、私と仲いい男子の前だと、こういう甘い声だす。

私とあまり親しくない人の前だと普通・・よりも低い声で喋ってる・・

なんなんだろうね?

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