闇月桜そして闇

あれからどれぐらいの日にちが過ぎただろうか。


ユミは暗く人気の無い部屋で

月明かりに照らされ


天井を見つめる。


流す涙も枯れー


家には父さえ居なくなった。


もう、このまま朽ち果ててしまえばいい。

そうすれば母と逢える。

ユミの中の時計は

あの日から


動かずにいる。



早く


この世界から







消えて無くなってしまえばいいんだ、、。


< 13 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop