補習組の夏休み
おかゆを温めて、碧斗を起こした

「碧斗〜、起きて!!」

「…うーん…、なに?」

碧斗はぼーっとしながら言った

「おかゆ食べて」

「うん…」

碧斗はおかゆを食べはじめた

食べ終わった後、熱を計り、薬を飲ませた

さっきより熱高いな…

まぁ、薬飲ませたし寝てたら下がるでしょ


「なんか悪いな…」

碧斗が言った

「なんで?あたしが勝手にしたことだよ?」

「俺、一人じゃ何も出来ねぇから助かった

ありがとな」

熱のせいかやけに素直な碧斗

いつもなら絶対言わないよね

やばっ!!キュンってなった!

「気にしないで、碧斗が来ないと補習出来ないんだもん。あたしは早く終わらせたいんだから」

ん?終わらせたい…?

終わったらあたしと碧斗ってクラスも違うしほとんど会うことなくなるよね…

終わってほしくない…

どうしてだろ?







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