補習組の夏休み
「俺は…、香怜が好きだ」

こいつ、熱でおかしくなった?

そうだよ!今日、変な事ばっかり言ってるし

「冗談でしょ?熱のせいでおかしくなってるんだよ」

「違う。熱のせいなんかじゃない
ずっと前から俺は香怜の事が好きだったんだ」

本気で言ってるの…?

「本当…?」

「俺はこんな時に嘘はつかない」

碧斗の目は真剣だった

本当なんだ

「あたし、今すぐには返事できない…」

「わかってる。でも待ってるから」

待ってる、か…

「てゆーか、もう寝た方がいいよ、熱高いんだし」

「うん…」

碧斗はそう言うと眠ってしまった

どうしよう

起きるまで待ってた方がいいよね?









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