抱えきれないくらいの花束を


柔らかい絨毯に足元を取られそうなのを必死に堪えた







扉の向こうに顔も知らない



初めて会う父親がいる










何て呼べば良いんだろう?



























「失礼します。総理。かすみ様をお連れしました」






「入ってくれ」









少し低い甘めの声












扉が開かれた




< 17 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop