抱えきれないくらいの花束を


「かすみさん?」










私の姿を見ると護さんはそばにあったバスタオルをとり、私をくるんだ





「立てますか?部屋で手当てします」









立とうと思ったが、足に力が入らなかった




首を横に振る










「…失礼します」











重さなんて感じないみたいに護さんが私を抱き上げた




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