抱えきれないくらいの花束を


そっと壊れ物みたいにベッドに座らされた


「圭護。救急箱とバスルーム調べてくれ」



襟元のマイクに話しかける




「兄貴?」



外には圭護さんがいたみたい



「何か刃物が仕込まれていたみたいだ」




護さんが、そっと私の手を開きながら言った





「班長。内通者がいる模様です」









警備の都合上そうそうここには入れない












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