抱えきれないくらいの花束を



「お昼どうするの?レストラン行くなら案内するけど」


教科書を仕舞いながら神埼はかすみに声をかけた


「いえ。寮に戻って自分で作ろうかと」



「僕も行って良い?」


少し考える素振りを見せた後、神埼は口を開いた




「え……良いですけど。大した物作れませんよ?」





「構わない。じゃあ行こう。迎えも来ているはずだし」





手早く荷物を持つと二人は教室をあとにした




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