抱えきれないくらいの花束を


「どうかされましたか?」



私の前を歩く二人の内年上だと思う人が振り返った





「お二人は誰なんですか?」











「中に入ってから説明しましょう。鍵は?」






気がつくともう扉の前





「……はい」


























鞄を定位置に置き、入り口に立っている二人を見た









しっかりと体にあったスーツ




先刻の身のこなし











「あの、座ってください。今お茶を煎れるので」









「お構いなく。貴女も座って頂けますか?」







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