抱えきれないくらいの花束を
玄関まで降りると、同じ車が待っていた。
運転席には新保さん
「班長」
「戻るぞ。話はそれからだ」
両側を二人に挟まれるようにして、寮までの道。
誰も何も発しなかった
「ごめんなさい」
「謝ることはないよ。何があったの?」
目の前には新保さんが淹れてくれたカモミールティー
圭護さんと向き合っている
「第九を聞いたらお母さんとのことを思い出してしまって」
頭では色々なことをわかっているつもりだったのに
心がついてこない
運転席には新保さん
「班長」
「戻るぞ。話はそれからだ」
両側を二人に挟まれるようにして、寮までの道。
誰も何も発しなかった
「ごめんなさい」
「謝ることはないよ。何があったの?」
目の前には新保さんが淹れてくれたカモミールティー
圭護さんと向き合っている
「第九を聞いたらお母さんとのことを思い出してしまって」
頭では色々なことをわかっているつもりだったのに
心がついてこない