抱えきれないくらいの花束を
「わかった。弓削警部に連絡してみるから、彼が帰ってきたら行こう」
「はい」
「いらっしゃい。わざわざ良かったのに」
「昼間はありがとうございます」
「また戻っている」
「……あ」
「とにかく入って」
ワンフロア下の神埼くんの部屋も1つだった
「お邪魔します。これ昼間のお礼」
学校が終わるまでの間に焼き上げたジンジャークッキー
お母さんが褒めてくれた味
「ありがとう。お茶煎れようか」
モデルルームのようなリビング
「適当に座ってくれていいよ」