抱えきれないくらいの花束を
「いつもコースとか食べているわけじゃないよ」
え……
「顔に書いてある」
神埼くんは僅かに口角をあげながら言った
「和食と洋食どっちが好き?」
「和食です」
「わかった。おかわりどう?」
言いながら神埼くんは2杯目の準備をしている
「いただきます」
「行こうか」
「うん。服大丈夫かな?」
お父さんが準備してくれた荷物の中には洋服も沢山入っていた
ワンピースを中心に上品で綺麗目なものばかり
「だから畏まる必要はないから。似合ってるよ。永山さんらしい」