抱えきれないくらいの花束を
頬に熱が集まる。


「ホントのことを言っただけだよ。乗って」


運転席には知らないスーツを着た人、助手席には弓削さん



護さんたちは後ろから別の車でついて来る



「学校と寮しか知らないんだよね」

「うん」


車は見たことのない道を走っている


「今から向かうのがレストランエリア。寮までのデリバリーをしてくれているところもある。和洋中なんでも揃ってる」


「本当に?」


「ホント。もうすぐ着くよ」



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