抱えきれないくらいの花束を


車から降りるとそこはもう町だった


「学校じゃないみたい」


「この学園自体が一つの都市と思ってくれればいいよ。行こう」


料亭を思わせる建物へと神埼くんは進んでいく


「え……待って」


慌てて後についていく


「いらっしゃいませ。どうぞ奥の座敷へ」



靴を脱いで、女性の後について行く


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