妹彼女
佳祐は頭を掻くと、ムクリと立ち上がった。


「はいはい。ご飯ね?」


そう言いながら一つ欠伸をする。


「…それにしても…」


祐子はつぶやきながら机の方に顔を向けた。
そこには漫画やアニメのDVD、どこぞの萌えキャラのフィギュアまでが所狭しとその存在感を示している。



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