あの時の君と俺。
同窓会
正美。
「じゃあ、行ってくる」
「遅くなるよね?鍵閉めてるから自分で開けて入って来てね」
「分かった。清《キヨ》、行ってくるな」
「清、パパに行ってらっしゃいは?」
「いってらっちゃい」
「お前は本当に可愛いな(笑)」
「親バカはいいから遅れたら迷惑でしょ?行ってらっしゃい」
「そうだな。行って来ます」
「いってらっしゃい」
いつもの日常。
妻がいて愛息子がいて、こんな日常が明日も明後日も続くと信じていた・・・―――――。
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