あの時の君と俺。
ガチャ
ん?
ガチャガチャ
は?
ガチャガチャガチャガチャ
「正美」
「・・・」
「お前何したんだよ?」
「・・・グスンッ」
「鍵閉めたのか?」
「クックックックッ」
「正美・・・?」
「クックックアハハハハ」
正美はいきなり笑い出した
「まさっ、っ!?」
正美は顔を上げると人間じゃなかった。
肌が人間の色じゃなかった。
真っ白で頭から血が出ていたのだ。
「ま・・・ま・・・まさ・・」
体が震えて上手く口が動かない。
「ねぇ、有くん」
正美は真っ白な顔をして笑って俺に近づいてくる。
俺は正美に近づこうとしていた足を後ろに一歩一歩下がる。
「逃げないでよ」
「く、来るなっ」