心を溶かしたのは君だった
「ごめん・・か」
春樹は独り言のようにつぶやく


学校に向かって駅から歩く。振ったはずの沙紀を含む、数々の女の子達が声をかけるが、全く気づかない




「春樹、今日どうかしたの?」

「わかんない、いつも優しいのに今日は完全無視される」


「でも、悩んでる春樹もかっこいいー」

勝手なことをいう周りの女の子たち。その声さえも春樹には届いてなかった

< 77 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop