幼なじみの銀髪男。【完】
いち

転校

「ごめんね。希美。」


「なんで?あんなに仲良かったぢゃん!」


「ごめんな。希美。」



私の前でひたすら謝るお母さんとお父さん。



たった昨日まで夫婦だった。

喧嘩はたまにあったけど、私の前ではいたって普通だった。


なのに、今日突然離婚する事を聞かされた。


明日から春休みなのに…



「理由は?」


「話し合った結果なの。」


理由なんて話してくれない。



意味わかんない。


急に聞かされて納得行かない私は部屋に閉じこもった。





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