幼なじみの銀髪男。【完】
「そんなに睨まないでよぉ~。悪い子だなぁ。」

ニヤッと笑い、頬を撫でてきた。

気持ち悪い。
この人なんなの?


「……。あなた誰?」



「あ、俺に興味出てきたんだ。俺はキラ。
ちなみにブラックスターのトップだったり?」


「ブラックスター…」



ブラックスターって、京華が言ってた……


こっちで有名でNo.1のチーム。


ライがこの間喧嘩を売った…
そのトップって事は一番強いリーダー!?




「波多野がこないだ俺の大事なチームの奴を可愛がってくれたみたいでね?
だから、こっちも黙ってられない訳よ…」



やっぱり…ライが狙いか。絶対何がなんでもライの事なんて教えてやんない。




「ね、希美ちゃん波多野と付き合ってる?」



いきなりの質問に目を見開いた。



「付き合ってません…
まだ…」



「まだ…?って事は希美ちゃん波多野が好きとか?」



……!!図星だけど…



「あんたには関係ない…
ってゆうか離して!帰して!」



痛みを堪えてバサッと起き上がった。



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