幼なじみの銀髪男。【完】
「さ…帰るぞ…。」


機嫌悪いと思ったけど
優しく微笑み手をさしのべてくれた。




う…お腹いたい。
まださっきのお腹の痛みがあって立てなかった。




「どした?」



「さっきキラにお腹やられたみたいでまだ痛い…」



「キラの奴…もっとやっとけばよかったか。」



「馬鹿ッ駄目だよ。」




「ノン…ごめんな。こんな目に合わせて…」




「大丈夫だよ…
って…わぁッ!!」



ライはごめんなって言いながらひょいっと私を抱き上げた。



お姫様だっこだ…。
なんかライが王子様に見えるよ笑っ


なんだか嬉しくって
恥ずかしくって…

顔が赤くなる。





そしてバイクにひょいっと乗せ倉庫を後にした。



ライの背中が妙に広く
そして優しい背中だった。





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