幼なじみの銀髪男。【完】
*希美saide*

「ねぇ、ここ誰の家?」


学校からしばらく歩いて、誰の家に着いた。


「いいからいいから♪
私ん家ぢゃないけど入んなよ。」


京華は自分家みたいにツタツタ入っていく。


しかもここスナック?


中からは男の声がザワザワする。

てゅか…煙草くさッ


「あ~京華だ。こっちこいよ♪」


金髪頭のでっかいピアス。
この人は京華の彼氏の葵君?


「希美コイツが彼氏の葵だよ♪んでその赤髪の奴が孝。ここは孝の家で、何時も皆たまってんの。」


他にも数人いるけど~
皆見た目怖い人ばっか。


「あ、この子誰~?
ちょ~タイプなんだけど。
ねぇ俺と付き合わない?」


え…何この人。
赤髪でライみたいに見た目こわいけど、変な奴。


「あの、近いんですけど…」


孝って人はニヤニヤしながら私に顔を近付けて来た。


そして、反射的にパシッとビンタをしてしまった。


「いってぇ~」


うわっまたやっちゃった。ほっぺを押さえてうずくまっている。



「孝!ノンに近付くとケガすんぞ~。」



「ライ?いつの間にいたの?」


いつの間にかズカズカと煙草を吸いながらライがやってきた。



つか余計な事を!


「なんだよッ來輝の女かよ…。つかいてぇッ」



「孝君。ごめんなさい!
てかライはただの幼馴染みだよ?」



少なくとも、ライが彼氏はあり得ない。



「まぁそーゆーことだ。
つかノン!何で来たんだよ?」




「京華に連れられて来たんだよ。いけない?」



「まぁいいけど…。
とりあえず俺の隣座れよ。」


そう言うと、奥にある椅子に私を座らせた。


ライ専用みたいになってる。



皆見た目恐いけど、
ライと京華が居れば安心かな笑っ




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