幼なじみの銀髪男。【完】
「……何かあったのか?」

「…うん。…ライだけには話す。」

ライには一応話しとかなきゃね。



「実はさ、うちの両親離婚しちゃったんだ。だか私はお母さんについてきたからこっちのおばあちゃん家に住んでるの。」


ライは複雑な表情を浮かべたまま私を見つめた。


「ノンは…ノンは大丈夫なのか?」



「大丈夫!…ってゆうのはちょっと嘘だけど、でも私がクヨクヨしてても仕方ないじゃない。だから気持ち切り替えたの♪」



「……そっか…。泣き虫ぢゃなくなったんだな。」





「当たり前でしょ?
人は時間がたてば変わるんですー。」


ライが言ったんだから!!


「ふッ…。上等!」


そう言うと、不器用に頭を撫でてくれた。



「髪の毛ボサボサ。」



「は?ライがやったんぢゃん!」



ったく一言余分なのよ…。


「おいおい~來輝!
マドンナちゃんを優先するなんてずりーぞ!」


そういい、やってきたのは孝って人だ。



「あ?別に優先なんてしてねーし。つか、いつからお前のマドンナになったんだよ?」



そうだょ。マドンナって何?やっぱり孝って人チャラい。笑っ



< 18 / 156 >

この作品をシェア

pagetop