幼なじみの銀髪男。【完】
*來輝saide*


帰り際雑魚どもの相手をして、孝の家へと着いた。


「あ、マドンナちゃぁん。
遅かったね。つか、來輝と登場ってもしかして…」


「違うってば!てゅか孝君離してほしーな。」


「孝!希美が嫌がってんでしょ?馬鹿」


「ありがとう京華~。」


相変わらず女好きな孝の奴にまぢで嫌がるノン。


ノンは京華の所にちょこんと座った。



さっきの事があったから、ノンはちょっと疲れてるみたいだ。



「來輝、俺嫌われた。」

コイツまぢへこみしてやがんの笑っ



「フッ残念だったな…。
まっ今はちょっといろいろあったから余計にだなっ」



「いろいろって?」



「あぁ、雑魚に絡まれてな…ちょっと俺が相手したんだよ。」



「マドンナちゃんが絡まれた?何処のドイツだよ?
俺のマドンナちゃんを傷つけた奴は殺す!」




「バーカ!もういいんだよ。俺としては足りねーくらいだけど…。」


まぁいつも骨折くらいかな…。



「まさかお前が途中で辞めたのか?」



「ノンが止めたんだよ。」



「何で?絡まれたのに?」



「ノンはそーゆー奴なんだよ。
ノンもな、喧嘩っぱやくて、ガキの頃男相手にこてんぱにしたんだ。笑っ」



「あのマドンナちゃんが…
ヤンチャガール。」



「あぁ。だけど必ず最後には相手の怪我を直したりちゃんと仲直りしてた。
アイツは人一倍思いやりのあるやつなんだ。」



「だから、ノンの前では最後までやるわけにはいかなかったんだよ。つかこれからもな…」



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