幼なじみの銀髪男。【完】
次の日から、転校手続きをしたり、荷物の整理で春休みは忙しかった。


仲良くなった友達とも、
別れを言った。


まぁ携帯あるし連絡は取れるよね。



そんな事をしているうちにあっという間に過ぎていく。


春休み最終日2日前。
荷物を整理するため遂に
この町からもお父さんともお別れの日になった。



「元気でな希美。」


「うん。また会いに来るから…」


荷物を車に詰め込み
お父さんとサヨナラをする。


涙なんか流さないよ。
だってまた会えるから…
最後くらい笑ってバイバイしたいもん。



だから精一杯笑顔を作って車に乗った。



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