幼なじみの銀髪男。【完】
車に乗り込み、離れていくうちに涙がどっと溢れた。

お母さんも光るものが流れていた。



バイバイ。お父さん。
バイバイ斎木サイキ家。

今日から私は中野になる。
中野 希美。



車に揺られ、しばらくすると懐かしい風景が見えた。


「懐かしいな…」


前までここに居たんだもんね…。



「おばあちゃん家だけど、自分家だと思ってね。」



「わかったよ。
おばあちゃん元気かな…」



そういえば、引っ越した以来会ってなかった。




こうして、私は前いた町に戻ってきた。



今日からまた宜しくね。



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