幼なじみの銀髪男。【完】

心の変化

*希美saide*


「ごめんね。私付き合えないんだ。」


「そっか…希美ちゃん彼氏とかいるの?」



「いないよ。……だけど…」


好きぢゃないんだもん。
仕方ないよね。


「わかった。でも…俺諦めないからね♪」


男の子は、一瞬暗い顔をしたけどすぐニコニコ笑って去っていた。



最近よくラブレターが来たり告白される。

だけど断った。



別に好きな人とか居るわけぢゃない。
彼氏が居るわけでもない。


でも、なんか違う気がするんだ。



何かがひっかかってる。



「希美今度は誰?」


教室に戻ると真っ先に京華が聞いてきた。



「2年c組の坂上サカガミ君。」


「坂上ってあの成績No.1の坂上 良太リョウタ?」



「良太君って成績No.1なの?」



「そうそう。葵のクラスなんだけど、希美もったいない~。だって顔悪くないでしょ?」




「そうだけど…。」


そうゆう問題ぢゃない気がするけど。




「まぁ、希美には銀髪の王子様がいるからね~」



銀髪の王子様………??




銀髪頭の不良少年が、
王子様??



あり得ない~笑っ


「京華冗談キツイよ笑っ
ライは王子様ってキャラぢゃないでしょ?」



「ぷっまぁねぇ…
ってかその來輝最近また教室いないよね。」



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