幼なじみの銀髪男。【完】
「來輝!!お前なにしてんだよっ」


「よぉ。」

しばらくして葵達が乱闘の噂を聞いてやって来た。




溜まり場に戻って、
ちょっと落ち着いた。


ってゆうか…虚しくなった。



「ったく、無駄な喧嘩しないんじゃなかったのか?」


「かっこわりいな俺。」



「だっせー笑っ」


笑いながらぺしんと絆創膏を貼る葵。




「あーぁ。來輝にマドンナちゃんとられたー。」



孝は俺がノンを好きだと知ってちょっとへこんでやがる。



「けど、何もなきゃいいがな…」


ブラスタだからな…
しかも喧嘩売ったのは俺だ。


何か無いのはあり得ない。


けどそんなんどうでもよくて……


今はただ、ノンが気になって仕方がなかった。




「ノン…。」


さっき殴った手が妙にいたくかんじた。






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