幼なじみの銀髪男。【完】
ひたすら走った。


気づいたら涙を流していた。



坂上君は嫌いぢゃないよ。一緒にいて楽しい。
優しくて好い人。



だけど友達としてで…



嫌だった。
ライに見られたのが…



キスされた自分を見られるのが…




家に着いて、急いで洗面所に向かっていた。



何度も何度も洗っていた。


キスなんてしたこと無かった。



あれがファーストキス……


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