-bw-


「....やはり..」
「..そう...もう..」

誰かの話声で目が覚める。
頭を強い力で殴られたようなそんな痛みが走っている。

ぼやけていた視界がしだいに戻ると、そこは広い部屋の中だった。

周りには今の俺と同じようにベットに横たわり、ヘルメットをかぶった人間が山のように並んでいた。

皆同じ服を着ている。

「目が覚めたか。」

部屋のスピーカーから声が聞こえてくる。

< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop