お姫様の苦悩
あんな人間に出会ったのは人生で2回目。





あんな人間がゴロゴロいたら困るんだけど、なぜか私は出会ってしまった。





自由過ぎるし、なによりマイペース過ぎ人の話は全く聞かないときた。





待ち伏せにうんざりしてたのに今度は隣に引っ越してくるなんて………今すぐ引っ越したい。





もし、引っ越しても姉がすぐ教えるだろうし無駄かな…。





貰った菓子折りをテーブルに置いたところでまたインターホンが鳴る。





「もうっ、迷惑です!」


「はぁ?もっかい言ってみろ。」





また若王子さんだと思い玄関を開けると同時に苦情を言えば、顔を歪めた美和。





「ごめん……間違えた。」


「まったく……色々買ってきたから取り合えず上がらして。」


「どうぞ。」




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